HOME > 作り手の想いは、靴に宿る

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アウトソールは、まず2つに分かれる。
加工底(写真上)と成型底(写真下)

次に底材は、何なのか?

合成ゴム、スポンジ、ラバー、ウレタン、パイロン等

底材のチェック項目は?

重さ、屈曲性、耐摩耗性、耐水性、ムレ、グリップ力、弾力性など




総合的に優れているのは、ウレタンだ。
しかし底割れ(加水分解)をゼロにできない宿命がある。

最近の婦人靴業界では、軽い、屈曲がいい、滑らない、割れない
「パイロン底」が人気だ。




自分で履いてみて感じることは、
ラバー底は、重い。

スニーカーの底材は、軽くて、丈夫。
カジュアルシーン、機能面では、断トツだ。

EVA(スポンジ)、合成ゴム、パイロン系の成型底は、
進化し続けている。

革底は、今履いていく機会がない。
履く者が、靴に気を使う「高価な嗜好品」になっている。

現に当社では、革底は、扱っていない。

町工場レベルでは、オリジナルの成型底を開発することは、困難だ。
加工底とオープン型で乗り切るしかない。

当社は、木型・甲革・アウトソールのトータルデザインで勝負する。

目的は、だだ一つ。

お客様に「お手頃価格で、良質な革靴を」













私は、映画好きだ。
「ローマの休日」は、生涯ベスト10に入っている。

女性が髪をバッサリ切るとは?
失恋、気分転換、心機一転?と男心をくすぐる。

映画では、これから始まる王女様の1日活劇のプロローグと
なっている。





窮屈なパンプスと紐サンダル。

アン王女が、青空市場で恰幅のいい女性に低寸のヒモサンダルを薦められて足を通すワンショット。

この後、新聞記者ジョーと映画史上最高のデートと言われ、ローマ観光の定番となる1日を過ごす。

2人のキュートなラブロマンスをサンダルが、
見事に先語りしている。




お出かけのその後を占うそんな靴を作りたい。

婦人革靴を生業としている者にとって、
この映画は、「バイブル」だ。

パネルにして「えべっさんの福笹」の横に飾っている。

自分達も「靴」を一押しする「おばちゃん」には、なれる。


名作の中で主役の脇役として「髪」と「靴」が、2枚看板だ。
勝手に解釈して、にやにやしている。






革靴と履き物の違いとは?

目立った傷を直せるのか、諦めて買い替えるのかだ。

革は重層構造なので、「傷」(写真上)に
「クリーム」で対処できる。

合皮は、布地に合成樹脂を貼り合わせたもの。
傷(写真下)が、膜の破壊(破れる、ボロボロになる)
となり修理不可。

安い大量生産の履き物は、使い捨て・買い替えが大前提。




革靴メーカーにとって、スニーカーは脅威。

機能面では、太刀打ちできない。

ただ、スベリ材(かかと裏材)だけ、「ちょっと、言わせて!」

かかとは、一番負荷のかかる部分。
通気性重視のメッシュ等では、一定の使用頻度で破れてしまう。

当社は、靴を長持ちさせるランニング材(裏材)にこだわる。
各部分ごとに最適な裏材を使っている。

スベリ材は、すべて豚革だ。

豚革は、薄くて丈夫、通気・耐摩耗性に優れている。
現時点でのスベリの最適素材と判断している。

輸出の際、宗教上の理由による豚革使用禁止で
代替材を使うこともある。



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