本日、SNSにこんな投稿をしました。

「宿無しの ゲリラライブだ 聖地での」



ホテルもポスターも、ちゃうやろ!
名曲も生き様も、聞いてきた
政治家は、国民のために泥をかぶって
選挙カーも、ウグイス嬢もいらん
西成には舞台がある
ビールケースとハンドマイク、タスキのみ
ロックで政策、語ってくれ🎤

大阪選挙区の候補者が、立派なホテルで第一声を上げる姿をニュースで見ました。しかし、どうしても心が動きませんでした。
ポスターにも演説にも「ロック」を感じなかったのです。

私にとって、政治とは評論ではなく、行動と決断の世界です。現場に降りて、血の通った問題を、泥をかぶってでも解決する力が必要だと思っています。

私は西成で婦人革靴をつくるメーカーの端くれです。
この町には、宿無しもおれば、夜のネオンで中国人のママとデュエットを楽しみに懸命に生きる人もいる。
カラオケスナックの歌声が、今日を生きる力になっているのです。

そうした日々の積み重ねの中で見えてくる「政策」こそが、政治に求められるべきではないでしょうか。

「ロック」とは何か。
それは、誰よりも低いところに降りて声を拾い上げる姿勢だと私は思います。
安全な場所から理想を語るのではなく、現場に立って、分け合い、支え合う未来を描くこと。

私が尊敬する医師・中村哲さんや、国境なき医師団の方々のように、政治家にも「現場に身を置き、汗を流す胆力」が必要です。

私たちの革靴づくりもまた、社会との対話です。
誰のために、どんな一歩をつくるのか。
それを考えることは、政治と地続きの行為なのかもしれません。

選挙のたびに感じるのは、政治に任せきりにせず、
私たち一人ひとりが「どういう社会をつくりたいか」を表現していくことの大切さです。

このブログが、どこかで誰かの「一歩」を後押しできれば幸いです。