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革靴と履き物の違いとは?

目立った傷を直せるのか、諦めて買い替えるのかだ。

革は重層構造なので、「傷」(写真上)に
「クリーム」で対処できる。

合皮は、布地に合成樹脂を貼り合わせたもの。
傷(写真下)が、膜の破壊(破れる、ボロボロになる)
となり修理不可。

安い大量生産の履き物は、使い捨て・買い替えが大前提。




革靴メーカーにとって、スニーカーは脅威。

機能面では、太刀打ちできない。

ただ、スベリ材(かかと裏材)だけ、「ちょっと、言わせて!」

かかとは、一番負荷のかかる部分。
通気性重視のメッシュ等では、一定の使用頻度で破れてしまう。

当社は、靴を長持ちさせるランニング材(裏材)にこだわる。
各部分ごとに最適な裏材を使っている。

スベリ材は、すべて豚革だ。

豚革は、薄くて丈夫、通気・耐摩耗性に優れている。
現時点でのスベリの最適素材と判断している。

輸出の際、宗教上の理由による豚革使用禁止で
代替材を使うこともある。





当社の仕上げを一言でいえば、釘と足入れの確認だ。

靴の中には、ヒールを止める釘。
カウンター(かかと補強芯)を止めるタックス(小さな釘)がある。

ヒールが、確実に打たれているのか?
タックスの先が、立っていないか?

X線等の外部検査会社はあるが、最終責任者は、製造者である。

スタッフの目視と触診(釘を指で強く押す)が、すべて。
2人体制で行い見逃しは、許されない。

チェック担当者は明確にしているが、最終責任は、会社が負う。
最後は、「スタッフを信じる」

仕上げは釘の確認後、中敷き貼りから始まる。




足入れ確認とは、履き口のフィット感とかかとのくい付き。

4人の女性スタッフが、同じ場所、時間でチェックする。
問題があれば、すぐに原因確認、改善する。

靴の履き心地を決める底付けの各工程担当者を
可視化しているので、できるのだ。

仕上げは、糊とり、小皺伸ばしの熱風、コテと進む。




最近は、アンチック(こがし色の濃淡模様)仕上げが、人気だ。

主に爪先とかかとの表面を綿バフで、焦がしワックスを浸透させる。

1分間に1000回転以上する綿バフの摩擦熱、蝋と革とのコラボで、なせる技だ。

箱入れ手前で、革キズを「生きてきた証(天然の風合い)」か
「不良」かの最終判断。

「これは、アウトや」

また一から作り直し。革靴には、つきものだ。

仕上げは、箱入れで終了。















靴の履き心地は、底付け(つりこみ)で決まる。

ヒール、本底(地面に接する)、中底、靴型(木型、ラスト)、
カウンター(かかと補強芯)、製甲(アッパー)、先芯(爪先補強芯)

それぞれのパーツに何材を使うのか?
本底、中底、アッパーの貼り合せ方法は?
つりこみに機械を使うのか?

上記質問の回答によって、靴の値段は、何十倍にもなる。

当社の答えは、製甲は革・接着剤で貼り付け(セメンテッド式)
爪先つりこみ(トーラスター)・かかとつりこみ(ヒールラスター)を使うである。




西成は、浅草に次ぐ100年以上の歴史のある革靴の産地だ。

機械化と良質な接着剤の普及で、靴は履き捨ての工業製品となった。

ワニ(革を引っ張る道具)とバフは、革靴メーカーの最後の砦。

本底との貼り合わの為、革アッパーの本底接着部分を
砥石で削ることをバフという。

革は、接着剤を塗るだけではくっつかず、「削る」工程が必要。
革の矜持だ。




爪先、かかとを機械でつり、残り部分をワニの方向、角度、引っ張り加減でつり込む。


底付け段階で足入れ問題は、すべて解決しないと駄目だ。

難儀なものは、機械でつった部分を外して、再度ワニでつりなおす「二度つり」で対処する。

つりこみの補填として
履き口、かかとへの乗せ甲
熱風機のローラーでの小皺伸ばし、木型へのいつかせ
ミスの繰り返し防止、つりこんだ者を特定するカラーマグネット

当社の秘伝、隠し味だ。











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