私は、映画好きだ。
「ローマの休日」は、生涯ベスト10に入っている。

女性が髪をバッサリ切るとは?
失恋、気分転換、心機一転?と男心をくすぐる。

映画では、これから始まる王女様の1日活劇のプロローグと
なっている。





窮屈なパンプスと紐サンダル。

アン王女が、青空市場で恰幅のいい女性に低寸のヒモサンダルを薦められて足を通すワンショット。

この後、新聞記者ジョーと映画史上最高のデートと言われ、ローマ観光の定番となる1日を過ごす。

2人のキュートなラブロマンスをサンダルが、
見事に先語りしている。




お出かけのその後を占うそんな靴を作りたい。

婦人革靴を生業としている者にとって、
この映画は、「バイブル」だ。

パネルにして「えべっさんの福笹」の横に飾っている。

自分達も「靴」を一押しする「おばちゃん」には、なれる。


名作の中で主役の脇役として「髪」と「靴」が、2枚看板だ。
勝手に解釈して、にやにやしている。