2020年06月13日
一目惚れした。 備長炭がパンプスに見える。 一点ものの真髄だ。 本物の備長炭は、火付きが悪く厄介だ。 しかし火が熾ると、灰になる直前まで真っ赤に燃え 火はさみで掴んでも、くずれない気骨をみせくれる。 生き物を外圧からも守る皮。 皮は、火に強い。 火にかざすと合皮は溶けるが、本革は、焦げる。 焦げるとは、最後まであきらめず「大切なもの」を 守り抜くことだ。 そこに革の「気概」を感じる。 婦人革靴メーカーを生業としている「根っこ」だ。
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