2020年06月06日
タイムカードの下に本物のウイスキー樽を置いている。
天然素材の無垢の木と革は、似ている。
丈夫で長持ち、経年変化の「味わい」が強み。
しかし製品材としては、ロスが多く「難儀なやつ」だ。
樽の寿命は、60〜70年。
内面を焼いて表面を消し炭状態にしてから
まずバーボンを5〜6年貯蔵、次にウイスキーを10〜15年貯蔵。
三たびウイスキーを10〜15年貯蔵。これを数回繰り返す。
前回の東京オリンピックから現役で働いてきた。
70年を超えてもいい面構えだ。
粋にも、内側にウイスキーの残り香がかすかに漂う。
作り手全員の想いを「靴作り1点」に集中しなければ。
想いが「靴に宿る」なんて。
「でけへん、でけへん。」